2012年11月18日日曜日

セーバーアーツ

地元大阪のファンコミュニティ、ジェダイ・オーダーに混ぜてもらってそろそろ半年ほどになる。殺陣やトリックを色々教われて、セーバーの楽しさと魅力が更に広がった感がある。

以下、普段の殺陣で気をつけていることなどをちと書いてみる(ちょっとだけ武術寄り)。

まず目線。
初心のうちや初めての殺陣にトライするときはどうしても相手のブレードを見てしまう。そうすると相手の動きや相手との距離を見損ねてしまい、失敗しがちになる。姿勢は目線に導かれるため、姿勢も悪くなってしまう。いわゆる遠山の目付けというやつで、相手の目や顔を見つつ、全体を捉えるようにすると正しい間合いでブレードが使えるようになると共に、姿勢が正しくなる。姿勢が正しくなると歩みも正しくなるため、よろけることが少なくなる。

セーバーを手先で使わない。
手首をくねくね動かすように使ってしまうとブレードの動きが細かくなってしまって、見栄えがしない。肘から先はないものと思って肘で振る(つまり肩を動かす)よう心がけるとブレードが大きく振られ、見栄えも良くなる。

腰を入れる。
上に関連することだけれど、ブレードの振りと腰の振り(つまり体軸の旋回)をシンクロさせると殆ど腕を使わずに素早く振れる。なおかつ歩みとブレードが一致するためテンポも取りやすい。

強く打たない。
あくまで殺陣だから強く見えるように打ったとしても強く打ってはならない。

刃筋を意識する。
本来ライトセーバーには刃筋などないが、刃筋を意識することで手首や肘の位置が最適化され、関節を痛めにくくなる。特に防御側の際には構え自体が強くなるため事故を防げる。

何回も繰り返す。
手順が多くて複雑なのでなかなか覚えられない。でも回数をこなせば自然と覚えられる。反復あるのみ。

2012年11月5日月曜日

第2回関西ライトセーバーオフやりました!

11月3日の土曜、文化の日に第2回目となる、関西ライトセーバーオフを挙行いたしましたっ!
参加者の皆さん
いやー、今回も楽しかった!いっつもオフ会を実施する前は「楽しんでいただけるだろうか?」「盛り上がるだろうか?」って不安になるけど、終わってみるともう楽しすぎて虚脱感。振り返ってみると夢の様なひとときでした。参加者の皆さん、誠にありがとうございました!
さて、今回の場所も前回を踏襲してジェダイ聖堂難波分社、もとい、大阪市中央区の難波神社の会議室で行いました。
難波神社。カメラのイタズラでちょっとだけマトリックス風。

雨がぱらついていた前回と違い、今回は少し曇りがちな晴れといった感じで、チャンバラもノビノビとできそうな雰囲気に期待感。
私が当日持ち込んだセーバーは下記の通りの全部で9本。


全点灯が行えるようブレードも併せてヒルト本数分用意し、カメラと三脚その他も一緒に背負って行きましたがとっても重かったです…。

一人でやってるとなんかちょっと寂しい。

12時半ごろに難波神社到着、一人で会議室のレイアウトを整え、ヒルトを陳列。誰も来なかったらどうしよう…、などといらぬ不安を抱きながら準備してるとウッチーさん到着。夏以来の再会です。ウッチーさんはMK-IIIを持参してくださいました。
その後、参加者が集い始め、JediOrderのCubistさん、たてがみ神楽さん、Johnnyさんが到着されて皆で自己紹介して楽しく歓談。遅れてヤマビコさん、Kuuwaharaさんが到着して7人となりました。
ヒルトがたくさん

光らないものも含めて総計22本のライトセーバーが揃いました。クローズアップなどを幾つか。




歓談中

参加者同士の会話も楽しく、時間があっという間に過ぎて終了時刻が近づいて来ました。
会議室を出る前に恒例の全点灯を行いたかったのですが、故障中のヒルトを修理しているヤマビコさんを待ちます。
会議室の片隅で黙々と作業。頑張れ!

必死に直して居られたのですが会議室の制限時刻が近づいたため、修理を断念。動作してる姿を見たかったですー。

てなわけで全点灯。




照明は落としてないのですが、デジカメの設定によるのでしょうか、ブレードの光量を規準とするようで画像が暗めになってしまいます。これだけ光らせると壮観。そしてスゲー五月蝿い。

後片付けをして神社本殿の前で記念撮影。

イエイッ!

去年は雨で記念撮影できなかったんですよね。そもそも忘れてたという説もありますが。そしてチャンバラ会場である公園まで歩いて移動。
Jedi OrderのCubistさんにスピンアクションの指導をして頂きます。
センセー、動き早すぎでーす

みんなでスピンアクションにトライしていると、近所の子どもたち4、5人がなんだろう?って感じで見てたので手招きしてセーバーを持たせてあげるともう大変。ハシャいでチャンバラゴッコに夢中。

子どもたちに襲撃されるジェダイ達

子どもたちの中で一人、スターウォーズに詳しい子(ヴェントレスって名前が出てくるぐらい)がいて、ものすごく楽しく遊んでました。多分1時間ぐらい遊んでたのでしょうか、付き添っていたお母さんに促されて渋々帰って行きましたが、「次いつやるの?また遊んでな!」って一年後にこの場所で再会することを約束させられてしまいましたw

水分3の時もそうでしたが、自分の作ったおもちゃに夢中になる人、特に子どもの姿を見るのは作り手冥利に尽きますね。

子どもたちが去った後、チャンバラ特訓に入ります。Cubistさんのご指導のもと二人一組になってEp3でのアナキンvsオビ=ワンを再現したパターンに取り組みます。
以下、撮影した動画から画像を切り抜いて紹介。







長いパターンなので覚えるのが大変でしたでしょうが、頑張っていただいて楽しくチャンバラに興じていただいた後、みんなで記念撮影。

20時頃に公園をあとにして近所の「琉球居酒屋くうたろう」さんで会食。ココでも楽しく歓談し、大いに盛り上がりました。
泡盛いろいろたくさん!

「くうたろう」さんのお料理はとても美味しかったです!お値段もリーズナブルだったなー。琉球居酒屋さんを選んだのは遠く離れた沖縄のOkuさん、イソラさんと気持ちだけでもご一緒したかったからでした。

22時ごろに店を出て、kuuwaharaさん、たてがみ神楽さん、Johnnyさんと別れ、恒例となっているチャンバラ2次会へ。23時頃にCubistさんが帰られたあと、私とヤマビコさん、ウッチーさんの三人で遅くまで遊びます。
途中、遠巻きに見ていた通行人には必ず手招きしてセーバーを持たせてあげてました。飲みの帰りらしいグループに持たせると子どもみたいに大はしゃぎしてました。

学校の先生だそうで。

しばらく振ったあと昨年と同じバー、「ルーリオ」へ。2時半ぐらいまで飲んでたのかな。あんまり記憶がありません。
酒も料理も旨かったことは覚えてます。

店を出たあとウッチーさんと別れ、ヤマビコさんと二人で一時間ほど話し込んでたような。ここから記憶がなくなってて気がつくと家に居ましたw

ほんと、毎回楽しいことばっかりで次のオフ会をまた企みたくなっちゃうんですよね。こんなに楽しい時間を共に作っていただいた参加者の皆さん、本当にありがとうございました!また遊びましょう!
また来年!

2012年9月22日土曜日

第2回 関西ライトセーバーオフやります!

※オフ会は盛況のうちに無事終了しました!ありがとうございました!

今年もやります!関西ライトセーバーオフ!

スターウォーズが好きで、その中で特にライトセーバーが好きな方!オフに参加して同好の士とお話したり、自慢の愛刀でチャンバラしてみませんか!
来る11月3日(土)の午後に大阪市中央区、難波神社にて関西ライトセーバーオフを行います!


カスタムライトセーバーはもちろん、FXライトセーバーなんかも持ち寄ってセーバー談義を楽しみましょう。グッズをお持ちでない方も歓迎です。
ご興味のある方はこちらをご覧ください。
ライトセーバーオフ連絡掲示板
※参加には上記掲示板への登録が必要です。

2012年8月23日木曜日

ブレード作成方法、補遺

twitter上で工作仲間諸兄とブレード工作についていろいろと話してまして、なかなか有益だったのでまとめました。

カスタムセーバーのブレード光量について

ご参考までに。

因みにぜろすぴさんは100%冤罪ですw

追記:
上記togetterのまとめ中にあるウッチーさんのブレードの光量アップの過程をご紹介。

下記画像の上の状態がスタートで、LEDがLedenginのRGGBでBGメイン。そこにLuxeon Rebel用8.7度のレンズを装着していて、ブレード内のディフューザーであるOPPフィルムは150cmを巻いていた。名古屋オフで実見したが、フォースFXライトセーバーとそう大差ないほどの明るさしかなく、皆で首を傾げていたのだった。
その後、レンズをLedenginに適しているとされるSeoul P4用5度のレンズに変えたのが下の状態になる。光量が上がっている。

更に下の写真はレンズを5度に変えた後(下の画像の上段)、ブレード内のディフューザーを200cmに変更すると更に光量が上がった(下の画像の下段)。

ブレードの明るさはLEDそのものの光量だけでなく、設置状態、集光レンズ、ブレード先端ミラー、ディフューザー諸々の条件で大きく変わるわけである。

2012年8月15日水曜日

ブレード作成方法

ライトセーバー工作について、ときどき質問を受けることがある。その際、ブログに記事あるから参考にしてねということが多いのだが、ブレードの作り方についてはまとめていなかった。
新規にブレード作りの写真を撮るのも面倒なんで、TCSSフォーラムの該当記事から写真を借りて説明してみる。

まずは材料。TCSSで売ってるポリカーボネートパイプと径に見合った先端パーツ。それとラッピングフィルム(OPPフィルム)。

Blade Tip(先端パーツ)

ラッピングフィルム

ポリカーボネートパイプはThin walled、つまり薄肉版を買うこと。Thick walledは重すぎて使いづらい。薄肉でも十分な強度がある。護身用に使うのならThick walledがいいと思うけど。長さもお好みで。身長170cm程度だと33〜34インチぐらいが使いやすいと思う。長さを指定せず購入してノコギリなどで自分で切ってもいい。
先端パーツはトンガリタイプと半球タイプがある。これはお好みで。
ラッピングフィルムは40ミクロン厚で50cm幅のものを買うこと。

後、必要となる工具は、ホットボンドとカッターナイフ、ハサミ、巻尺、8mm径程度の長さ1mの真っ直ぐな木の棒、シリコン系透明強力接着剤

まず、ブレードの構造というか仕組みについて。ヒルトから発せられるLEDの光はレンズによってある程度集光されて前方に向けて光る。ほぼ懐中電灯と同じなので、LEDの正面から見ない限り光を目にすることはない。光の向かう方向の側面から見ても光ってるようには見えない。つまりブレード自体が発光しているように見せるためにはブレード内部で光を乱反射させる必要がある。
そのためにブレード先端の裏側に反射板を置いた上で、ブレード内部に乱反射用の素材を仕込むわけである。そうすることによってブレード全体が光を放っているように見えるのだ。

さて実作業。
まず、綺麗に掃除した大きめの机の上にフィルムを広げ、ブレードの長さマイナス1cmぐらいの長さにカットする。

図のように下に紙を敷いておくと掃除の手間が省ける。ホコリやチリが混入するとそこが特に光って目障りだったりするのでホコリのないところで作業するべし。

カットしたフィルムを木の棒に巻きつけて、
結婚指輪が羨ましい (´Д⊂ヽ
ブレードに挿入する。

フィルムの幅は50cmなので、ひと巻き50cmになる。それを4回繰り返して2m程度入れてやると良い感じになるがフィルム素材やブレードの内径によってもベストな厚みは異なるので自分で調整するとよい。
一般にブレード越しに向こうが見えるようならフィルムの厚みが足りてないと見て良い。
フィルムはブレードのサイズと同じ長さには切らないこと。下記写真のように先端と末端には少し余裕を持たせて短めに切る必要がある。
ブレード先端はパイプに嵌り込むのでその分フィルムは短めに。

ブレード末端も接着するために、のりしろが必要になるのでその分短めに。

テストを行なって発光具合を見てやる。

OKならばまず先端パーツをブレードに貼り付ける。
側面に透明接着剤をぬりぬりして、

ブレードに挿入。フィルムまで接着しないように!

TCSSフォーラムの記事では先端の接着を後回しにしてるけど、俺はいつも最初にやってしまう。誤ってフィルムがくっついてしまったら交換しづらくなるから。ま、お好みで。

次に末端の固定。静電気防止処理が行われているOPPフィルムならば、ブレード先端を地面にトントンと叩くだけで、内部に隙間なく広がるので、その状態で末端をホットボンドで接着して固定する。
おいらはダイソーで買った300円程度の器具にgoot製のボンドを突っ込んでつかってる。

末端の接着。あんまりゴテゴテしないよう注意。

以上が標準的な作り方。俺の場合は光刃工房さんで見かけた方法として、ブレード先端裏側の反射板を半透明素材に置き換えることでブレード先端まで光るようにしている。
右が標準でついてくる反射板。光を通さない。左は交換済み。

カッターナイフで接着面を切りはがして交換するわけだが、比較するとこんな感じ。


見た感じ、ブレードの光量が下がるようでもないのでこのほうがずっといい。半透明反射素材は、光刃工房さんで見た通りの、HDDなどを購入した時についてくる静電気防止袋を3〜4枚重ねて貼り付けたもの。TCSSからPetitCroutonを購入するとそれに入って送られてくるからそれを利用するのもありだ。

※8/22追記
twitter上で名古屋オフメンバーとブレードの光量について話していたら、ヤマビコさんがいいこと教えてくれました。
ブレード先端のミラーを切り剥がした後、KUREのパーツクリーナーを吹くと残った接着剤を綺麗に拭き取れて、脱脂もできて、半透過フィルムを接着しやすくなるそうです。

あと、フィルム購入の際に間違えて90cm幅のものを買っちゃったので、一気に2mほど切ってクルクル巻いてブレードに突っ込んで、余った部分を切るようにしてる。作業しづらいけどね。

ブレード作成には他にもいろいろな手法があるようで、サンドブラストでブレードの表面全体を荒らして乱反射効率を上げたり、特殊なフィルム材を利用して輝きの調子を変えたりすることもある様子。フィルムの固定方法も、末端をセロテープで止めたり、ハンダゴテで焼いて接着したり。

LEDの光量も大事だけれどもブレードの作り方がマズいとそれを活かせないので、結構大事な要素だったり。全然光らない!こんなはずでは!ってなることもあるのだ。