2011年7月27日水曜日

ちょっとアレなライトセーバー動画

巷で話題になっていたLSMakerというソフトで古流剣術にロトスコープ効果をつけ、ライトセーバーを振り回しているように仕立てた動画。

7/6にニコニコ動画に上がっていたものを見つけたとき、エライことしよるなと思ってたら「海外に広めるべきだ!」との声が上がったのに応えたのか、その日のうちにYoutubeにアップされていた。元々演者の技量が相当なものな上に、エフェクトや効果音が非常にマッチし、ついつい見入ってしまう。

だが野暮なことを言うとこれは明らかな著作権侵害かつ、演武者当人たちへの冒涜なんである。
元々はこの映像「日本の古武道」 というシリーズ物のフィルムで、日本古武道協会の設立何十周年かの記念事業で、昭和50年代に協会参加流派の了解のもとに撮影されたもの。現在ではDVD化されている。
販売元リンク:BABジャパン
私もこの元ネタとなった「香取神道流剣術」の巻のビデオテープ版を8年ほど前に正規の価格9千円なにがしで購入していた。演武者は各流派を専心に稽古している継承者や達人たちで、30年も経ってまさかこんなことに使われようとは夢にも思わなかっただろう。こんな可能性があると判ってたら撮影を許可していたかどうか。撮影者がアングルやライティングに不満があったため撮り直しをしようとしたら「演武は一期一会」と断じて応じなかった流派もある。

とはいえ、現代では映像を公開した時点で二次利用されることを覚悟しないといけない(二次利用OK!無問題!という意味ではない)。普通に演武してても誰かにビデオに撮られて世界中にばらまかれるご時世なんである。んでもってそのビデオを見たアホに技を盗まれるのも覚悟しないといけない。
ただ、ジェダイに仕立て上げられた大竹師範自身が、これも著作権侵害な別の動画(元は20年ちかく前のテレビ東京制作の番組)で言っておられたが、見ただけで全部わかるようにはしていない。上の動画でも型の本当の使い方、狙いどころは隠して演武している。たとえそれが解っても、こういった芸能の伝承に於いては口伝で事細かに拙ければ伝わらないことが山ほどある(師匠直々に教えられたって出来ないことが多いんだから!)。伝承の過程で師匠は弟子に自得を促すが、過程全体にわたって営々と続けられる促し自体が秘伝と言えるのだ。だから見た通りを物真似しても何ら得るところは無い。これはこういう意味だろうと推測をつけて解釈しても、その通りとは限らない。浅はかな理解からは浅い解釈しか生まれない。

演者にとって演目が動画記録として残るのは非常にもどかしいことでもある。後年になって振り返ってみると過去の姿は未熟極まりなく全て封印して欲しいとすら思うのが普通で、名人とうたわれたある師範は、90歳を越えても公開に納得が行かず「もうちょっと待ってくれ」と言って動画撮影をなかなか許可せず、結局そのまま亡くなられてしまった。

ライトセーバー化された演武動画でも、それで興味を持ってもらえて修行者人口が増えればいいのだけれど。

2011年7月18日月曜日

Obsidianの調整がうまくいかない

Consularに付属しているサウンドボード、Obsidian。miniUSBでPCにつなぐとGUIでセンサーの感度や、閾値などのパラメーターの調整ができる。
Consularを振り回しながら、色々調整しているのだけどどうも衝撃音がいい感じに鳴ってくれない。初期値だと突き込むような動きをしたり、スナップを効かせるだけで衝撃音が鳴る。鳴り過ぎなのでパラメーターをいじると、今度は相当強い衝撃を与えないと鳴らなかったり、振り回してるだけでも鳴る。FXのような素直な挙動をしてくれない。
そもそもセンサーを内包したサウンドボードが柄頭の位置にあるので鳴らしにくい。FXのように鍔元から柄の中心に位置させたほうが鳴らしやすい。しかしそこに位置させると今度はUSBに繋ぎにくい。どうしたもんだろうか。

2011年7月11日月曜日

Consularのスイッチを塗る

少しでもクワイガンに似せるため、スイッチを塗ることにした。ねじ込まれているため、グリグリと左に回してスイッチを浮かせ、マスキングしてからガード部分とスイッチの上面を銀色で塗る。
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塗料は水性アクリル塗料。シンナー臭にどうしても慣れないため。エアブラシも持ってないので筆塗り。コツがよく分からず、塗りムラがでる。ネット上のアドバイスに従い何回かに分けて塗り重ねる。水性アクリル塗料は乾燥に時間がかかるそうで、重ね塗りの際は一日置いたほうがいいらしい。

待つ間、シュラウドをペーパーがけし、仕上げにブルーマジックでゴシゴシ磨いた。
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ニッケルメッキ仕上げとまではいかないがそれなりの光沢を得れた。気になっていたシュラウド内側のバリのような切削痕もペーパーで削りとり、ヒルト本体を傷つけないようにした。

スイッチに塗装した銀色が乾燥後、クリアーレッドでさらに塗る。これも一度目はムラが出たため、一日おいて重ね塗りしてある。
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やっぱり慣れてないこともあって塗膜が一定でない。もう少し薄めたほうが良かったのかもしれない。まあとりあえず完成。

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