2010年12月31日金曜日

コンバート一応完了

昼頃起きて、昨日の作業の続き。
まずは、目覚めのドリルということで、電動ドリルでブレード用リテンションスクリューの穴を少し大きくする。
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コンバージョンキットには大きめの摘みがついたサムスクリューが付いてきてて、チュートリアルでもそれをリテンションスクリューにするように記述されている。でも、ちょっと不恰好に感じたので、TCSSに同じサイズ(8-32 x 3/8" )のセットスクリューを発注していて、それを使う。その穴に見合う、4mm径のドリルで穴を大きくしておく。あちらの言い方だと11/64インチ径。いい加減、合衆国もSIに従えよなー。

続いて内部部品のカット。コンバージョンキットの入る分、元のパーツをカットする。
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合わせ目は上記写真のとおり。元のパーツよりも少し短くなる。カットにはピラニアソーを使った。
カット後、基板を元のパーツにセットして、組み合わせる。接着剤は使わず、マスキングテープで固定した。
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クラッシュセンサーはブラブラさせておくよりも、ある程度固定しておいたほうが衝撃に反応しやすくなるだろうと思ったので、パーツ内部にホットボンドで固定した。
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ホットボンド器具はダイソーで購入した315円のもの。基板への配線固定やブレードとディフューザーの接着などによく働いてくれている。

次にコンバージョンキットにレンズとレンズホルダをセットしたLEDをねじ込んで、テープで内部パーツと固定。
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ほぼ分解したときの逆回しを行っていくので、スイッチを内部に押しこんでおく。

これをヒルト外装に挿入してネジ止め。
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スイッチをスイッチボックスにセットして、ヒルトにネジ止めし、スイッチプレートをもとに戻してとりあえずほぼ完成。
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エミッター付近のピンをどうするかは後回しにする。
スピーカー付きのバッテリーケースがうまく収納できているので、もとのバッテリーケースから蓋を切り離す。普通に外そうとしたが、ガチガチに接着されているため、切断しなければならなかった。
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ノコギリで切断しても良かったが、リューターを使ってみた。初ドレメリング(by ヤマビコさん)。コレットへカッティングディスクをセットするのに手間取り、ディスクを一枚割ってしまった。あれっ?ていうぐらい簡単に割れてしまう。これも経験値としてあきらめる。
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相手がプラで火花は出ないから室内でやってみたが、削りカスが顔にバシバシ飛んできて、慌ててゴーグルをつけた。
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ゴーグルはホームセンターのコーナンで買った、確か150円程度のもの。塗装の時もこれを使った。

切り離した蓋をポンメルにシリコン系接着剤で接着。
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3時間ほど放置したら、ガチガチに固まってくれた。
以上でほとんど完了。
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振り回してみると、ちょっとグラつきを感じる。もともとヒルトにキットがすんなり入ってて、いくらネジ止めしても隙間があるらしい。

一応回路図を示す。
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コンバート作業で一番困らされたのはスイッチの配線。ちょっとストレスをかけたらすぐ切れて導通しなくなるため、ほとんど完成直前になってからテストのためにスイッチを入れたら反応しなくなって、調べてみると配線が切れていたということが2度ほど発生した。2度目に切れたときにウンザリして、もともとスイッチに盛ってあったハンダを全部ハンダ吸い取り線で吸いとって、改めてハンダ付けしなおし、ホットボンドでガチガチに固めてやると安定してくれた。
コンバージョンはこれで3度目で、苦労した順で言うと、オビワンTPM>アナキンROTS>ダース・モールだが、作業自体の難易度はアナキンROTS≧オビワンTPM>ダース・モールかなと思う。

一応、掛かった費用は下記の通り
コンバージョンキット$31.14
熱伝導両面テープ$0.75
レンズホルダ$0.75
レンズ$4
LuxeonRebel LED$9
ブレード先端$3.5
ブレード$7.99
スピーカー$5.99
スピーカーマウント$6
バッテリーホルダー$1.2
単4ニッケル水素充電池 x 4$3.56
8-32 x 3/8" セットスクリュー$0.18
配送料$30.75
小計$104.81≒8700円
FXアナキンROTS(中古)6500円
プライマー420円
アクリル塗料(黒)500円
総合計16120円

アナキン用パーツが届いた

午前中、親の手伝いで荷物持ちとして黒門市場に。毎度のことながらものすごい人並み。買い物終了後、荷物を渡してパーツショップへ向かい、昨日買えなかった抵抗を仕入れる。二つで25円。
帰宅すると郵便局から配達通知が届いていた。再配達を依頼して、録画しておいたお笑い番組を観る。スリムクラブのショートコントを3つほど堪能させてもらったが、2700というコンビにも笑わせてもらった。右肘左肘交互に見て♪がしばらく頭から抜けなかった。
アナキンパーツが届き、中身を確認。
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試しにヒルトに挿入してみると、すんなり入った。
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ヤマビコさんの作例ではグラインダーで削らなければならなかったということだから、このVer.1よりも重くなっているVer.2はヒルトの肉厚が太くなって、内径が狭くなってるのだろう。Ver.2に合わせてしまうとVer.1ではスカスカになってしまう為、あえてこのサイズで販売していると思われる。
早速塗装に掛かる。塗装ははっきり言って自信がない。こういう塗料を使うのは20数年ぶり。スプレー缶を使ったこともないのだ。スプレーらしいものといえば、25年前、絵を書くときにエアブラシを使って以来。とりあえずマスキングしてみる。
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作業場は風呂場。風呂桶の中に段ボールを敷き詰め、換気扇を作動。ゴーグルとマスク、ゴム手袋を装備して作業開始。

最初、ヤマビコさんの作例を参考にして、アクリル塗料を塗る為、まずプライマーを吹く。透明な上、どれぐらい吹いたらいいのかよくわからない。垂れるとダマになってよくないのだろうというぐらい。換気扇回してたのに、部屋中シンナー臭くなって気分が悪くなる。
30分ぐらい乾かして、アクリル缶スプレーの黒で塗装開始。これもエアブラシの要領で吹く程度にしか注意すべきところがわからない。塗装後、3時間ぐらい放置してから見てみると、面のキワ部分に塗料が乗っていない。塗料が弾かれたような感じ。
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そんなに目立たないし、やり直すとなったら、さらにシンナーを吸うことになってしまうから、これで満足しておこう。

塗装の後、シンナーで頭が痛くなりつつ、配線開始。まずはクラッシュセンサーのハンダ付け。
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足にリード線をハンダ付けし、もう片方をFXボードから出ている灰色の線にハンダ付け。灰色と紫色以外の線を結線し、LEDのマイナス側リード線に、クラッシュセンサーのリード線と紫の線を結線し、LEDのプラス側リード線にそれぞれハンダ付け。
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リード線同士のハンダ付け部分はヒートシュリンクで絶縁しておく。

今回はスピーカーをTCSSのプレミアムスピーカーに変更し、単4NiMH×4本の4.8Vで動作させてみたかったのでスピーカーと電源への配線を切断してある。

プラス側を電池側とスピーカー側へと分岐させてハンダ付けし、動作テスト。
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ちゃんと動作してくれている。配線部分が少し長くなるため、本体に収めるときに難儀するかもしれない。
ハズブロ製の電子玩具だけなのか、玩具全般のお約束なのか良く解らんが、リード線が細めでちょっとストレスをかけるとハンダ付け部が切れてしまって困る。動作テストを何度か行っているうちに電源が入らなくなり、あれっと思って調べてみるとスイッチの配線が切れてしまっていた。

内部回路はとりあえずこれで完了。あとはノコギリやらドリルの出番。疲れちゃったので残りは明日。
Mr.メタルプライマー スプレー

2010年12月30日木曜日

MHSパーツが届いた。

USPSの進捗ステータスではアナキン用パーツが20日にロスをでたっきり変化がなかったのでてっきりMHSと合わせてくるのかな、と思ってたらアナキン用パーツは今日の午前1時に日本着となっていた。
まぁ先に注文したものが先に届くのは当然ではあるが。MHSパーツの方はなぜか関税が700円ほどかかっていた。今までかかったことないのに。文句があるなら不服申し立てせよと書いてあったが、小額なので泣き寝入りしたほうが賢明だろう。せっかくの円高が台なしだ。

早速本体パーツのみ組んでみて驚き。ブレードホルダを差し込むチョーク部分の径が太く、シンクチューブが収まらない。
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そんなバカなと思ってMHSビルダーの絵をよく確認すると、たしかにブレードホルダよりも太くなってる。

うーむ困った。MHS2ndのエクステンションと取り替えることも考えたが、ネックが細くなっているのとジャバラ状部分の色がデザイン上のポイントなので、出来ればこれを活かしたい。つーことで削ることにしよう。200番ぐらいのサンドペーパーでガリガリ擦ればあっという間だろう。

2010年12月28日火曜日

クラッシュセンサー分離

DINプラグになってるタイプのFXセーバーについてTCSSフォーラムをあさってみると、それについての記事が幾つかあり、いずれもDINプラグのままではまともにLEDを点灯させられない為、クラッシュセンサーを基板から外して、通常通りの配線にするべきだとの内容だった。
昨日の記事のコメントにも書いたが、アナキンROTSには3バージョンあって、
  1. 軽めのヒルトでピンがプラ製、DINプラグでブレードが外しやすい
  2. Ver.1より重く、ピンは真鍮製、標準的な配線
  3. Ver.2とほぼ同じだが音声が大きめ。箱のデザインも変更
フォーラムのとある記事によると、DINプラグになっているのはリムーバブルブレードを目論んだ名残らしい。
ボンドまみれのクラッシュセンサーをどうやって取り外したものかと思案してたが、同じく検索してみると、ドライヤーで温めたらボンド部分は簡単に取れるらしいのでやってみた。

ちょっと見にくいが↓こんな感じでボンドてんこ盛りだった。
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ドライヤーで火傷しそうなぐらい温めてやると、ボンドがしなっとなった。すかさずピンセットで取り除くと↓の写真のように綺麗にとれた。
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その後、ハンダ吸い取り線を試してみたがうまく取れなかった為、直接ハンダゴテでハンダを温めて、ハンダがとろけたところでセンサーを引っ張ったら抜けてくれた。
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後はキットが届いたら配線するだけなのだが、どの線をつなぐべきか、ちと迷う。配線については基板を確認してみると下記のとおり。
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TCSSフォーラムにやはり記事があって、それを見ると配線の色と役割は全モデル共通のようである。接続は上から、
  • 灰色 クラッシュセンサーのGND(マイナス)
  • 紫 VCC(電源電圧)。これを途中で分岐させてLEDのプラス側とクラッシュセンサーに接続
  • 青、緑、黄、橙、赤、茶 全部結線してLEDのマイナス側に接続
になる。クラッシュセンサーは単なるスイッチで、極性はないらしい。
TCSSからのパーツは今日の昼に配達されていたが、当然受け取れずに明日再配達。
ついでにアナキンのヒルトの内側をパチリ。
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グリップのゴムはヒルトの内側に貫通して固定されている。しっかり接着されているわけだ。

アナキンROTS分解

TCSSのチュートリアルに従って分解してみたが、チュートリアルに用いられているモデルと微妙に異なっていた。エミッター付近のピンがプラ製だったのと、基板とブレード部分の接続がEL管の接続のようになっていたところを見ると、初期モデルなのかもしれない。ちなみにMR製2005年版です。
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エミッター付近のピンは先日書いた記事のとおり、潰してしまっている。

以下、分解手順。
まずは必要な道具。
  • ドライバーセット
  • トンカチ
  • 六角レンチ(2mm)

1.ポンメルとバッテリーケースを外す。
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2.エミッター付近の丸いカバーを外す。
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スイッチは接着されているので周りから小さいマイナスドライバーを突っ込んでこじ開けるようにして剥がす。ちょっと傷がつくかもしれない。

3.反対側のボタン上の部品も同様にして外す。これは簡単に外れた。
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4.コントロールボックスの上のプレートを外す。
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接着されているため、前後の側面からマイナスドライバーを突っ込んでじわじわと外す。部品は樹脂製のため、慎重に作業しないと割れてしまうかもしれない。多少傷ついてしまった。
あとで調べて知ったが、ドライヤーを使って熱くなるまで温めておくと、内部の接着剤が緩くなって剥がれやすくなるらしい。大切な事はいつも後になって知るのね…。

5.コントロールボックス内のネジを外す。接着剤まみれで作業しにくい。
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6.コントロールボックス裏から電源スイッチのネジを外し、スイッチをヒルト内部に押し込む。
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ちなみにベルト部分はコントロールボックスで固定されているため、写真のように前後に動かすことができる。うまくやれば前後分割してクリスタルシャーシとかできるかもしれない。私はようしまへん。

7.エミッター付近のネジを外す。大きい方は穴にはめてある部品も外す。キャップスクリュー(六角穴付きボルト)も外す。
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8.エミッター方向に引っ張ると内部を引っこ抜ける。
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9.内部はあちこちが紙テープやセロテープで固定されている。ダース・モールやオビワンTPMに比べると洗練されていない。
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10.テープを剥がし、配線を外して基板格納部を分離。
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11.貫通しているピンが2箇所、固定金具が4箇所あるので、ピンは錐を当ててトンカチで叩きぬき、固定金具はマイナスドライバーでこじ開けて外す。
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これでブレード本体を引き抜けるようになる。

12.ブレード末端のさやを外すと、チュートリアルやオビワンTPMやダース・モールと違う構造になってた。はてな版のコメントにも書いたが、ベイダーなども初期バージョンはこうなっていたらしい。ブレードの取り外しを意図した設計になってた様子。
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13.EL管みたいな感じでソケットが仕込まれている。
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14.とりあえず余計なカバーを全部とっぱらって、LEDストリップと切断して分離した。
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分解は以上。ソケットは活かす方向でコンバージョンキットと組み合わせないとクラッシュセンサーとかの配線を外すのが辛い。しかし、調べてみると現状のまま配線すると、クラッシュセンサーが働くたびにLEDの光量が低下するらしい。面倒だがクラッシュセンサーを外していつもどおりの配線にしないといけない様子。
バッテリーケースをNiMHの単4×4本+プレミアムスピーカーに変更する予定だが、それについては部品が届いてから作業する。