ボタンのように見えるネジ
曲面に設置するとネジに過剰な力がかかるおそれがあるため、座りを良くする平面を作成する。
ドレメルで削り削り。
この頃になると精度を出せないことを逆手に取ってアバウトに寸法を出してから、最後にヤスリで調整するようになっていた。なので気楽な作業。
TCSS製のネジパーツなので10-32でタッピング。
あとはブレードがきっちり止まる程度にネジ側の座面が平面にピタッとくっつくよう、ネジをヤスリで削る。ネジは真鍮製なので削り易かった。
ネジの裏側
座面がピッタリと固定されてる。
この程度の出っ張りでもブレードは確実に固定される。
このパーツも塗装と染色を残して一応完成。ついでだが中に入れるLEDについて。LEDはマルチカラーとするために手持ちのLedenginを使おうかなと思ってたら工作仲間の、はちさんがTCSSに発注するので相乗りさせてもらってTri-Rebelとそれ用のパーツ一式を入手。はちさん感謝です!
Tri-Rebel
配線がわかりやすくなるよう色分けしてハンダ付けした。Ledenginよりはやりやすかった。試しに発光させてみたらすげー明るい。
ヒートシンクが専用のものとなっているが、他のパーツと干渉するため、いらないところを切ってしまう。
銅は粘って切りにくい。
切断完了。ノコ万歳!
固定は熱伝導シールで行う。位置がずれないように注意が必要。ずれるとホルダーに収まらなくなる。
コレも専用となるレンズをかぶせて
以前のブレードホルダーではLED固定の方式が異なってて、本体装着時にレンズがずれたりして大変だったが、この形式だとその心配がない。上手くやれば熱伝導シールでの固定も必要なくなってる。
お次はシュラウド。
シュラウドとは「包むもの,おおい,幕,とばり」という意味で、Starkillerでは本体を覆う筒の部分。StarkillerはGraflexセーバーのデザインをベースにしているので、特徴的かつエレガントな曲線を持ったシュラウドになっている。
Graflexのストロボ。コレがライトセーバーになるとはね。
この曲線の再現はちょっと厄介。なので実物をパクることに。たまたま所有していたGraflex製のルークESBに方眼紙をかぶせて曲面をなぞる。
持っててよかったGraflex。
それを参考にしつつ型紙を製作。寸法に従って方眼紙にお絵かき。
πとかラジアンとかWebで計算
こいつをコンビニでコピーしたものを切って、ブツにかぶせる。
完成形が見え始めて俄然意気が揚がる
寸法を調整して原紙を直し、またコピーして貼り付けて具合を見る、そのためにコンビニまで往復するという非常に面倒くさい作業をを繰り返した後、シュラウド用のアルミパイプに貼り付けてドリルやノコ、ヤスリで加工していく。
紙が剥がれてもいいように型紙に合わせてケガキも行ってる。
ザクザク切ってゴリゴリ穴開け
大きめの丸穴や四角穴の部分は外周に沿ってドリルでたくさん穴を開けておき、ヤスリで削って穴をつなげて大きな穴を作り、そこから更にヤスリで削って整形している。ヤスリ大活躍で机の上は削り粉まみれ。
オラオラー!
などと調子に乗ってたら、四角穴を少し削りすぎてしまった。都度都度現物とあわせて寸法を確認してたんだけどね。尖端の曲線の部分も大まかにノコで直線的に切断したあと、ヤスリで曲面を形成している。
とりあえず完成。
リブエクステンションに固定するためのボルト穴位置も少しずれていたのでヤスリで調整。ボルト穴はM4の場合、Φ4.8なんだがずれ過ぎるのが怖くてΦ4.2でやってた。結果的に0.4mmほど削ったのでΦ4.8でやっとくべきだったな。
試しに組み合わせてみるとこんな感じ。
こいつは塗装しないので研磨して完成。スイッチ類が埋まってるのがイイね。締結もしっかりしてるため、とても剛性感がする。以前に作ったStarkillerモドキのMHS3rdで使ったシンクチューブとは比較にならない。
シンクチューブ製シュラウド。
こんなのを作るのに四苦八苦してたんだよねぇ。