2010年10月31日日曜日

MHS組み込みに難儀する。

MHSの二本目にはSaberSDを使いたかったがモメンタリスイッチでは無理なため、ELセーバー基板を挿入することに。
衝撃センサーを働かせるためには基板をある程度固定する必要がある。アクリルパイプを購入して切断、分割して基板を格納。一応絶縁も兼ねている。
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トランジスターは絶縁テープで端子部を覆ってある。放熱部は基板と接触しないようにしてる。

基板部をメインボディに挿入して、バッテリーを接続し、同じくメインボディに収めようとすると、内部が配線で詰まってしまって押しこんでギリギリ格納。しかし、無理があるのか、コネクタの作りがまずかったのか電源が入ったり入らなくなったり。元々メインボディが少し短めなので窮屈なのだ。コネクタを作りなおしたりしてようやく完成はしたが、あんまり納得行かない出来だ。
まぁ、TCSSからラッチングタイプのスイッチが届けばMHS1本めに移植するからとりあえずはこれでいいや。
コネクタ端子のカシメにはラジオペンチを使っている。カシメ具があると綺麗にできるけれど、4000円もする。
ヒルトの実装に納得がいってないがいいこともあって、TCSSから購入したブレードにフィルムを挿入し、光刃工房さんの作例を参考にして、先端の部品に貼ってあった反射シートの代わりにHDDなどの電子パーツに使われている帯電防止用半透明フィルムを貼ってみたところ、先端まできちんと光るようになった。光量も問題ないので、全部これに変えてみたいぐらいだ。

下はTCSSやUltraSabersタイプのブレードとの比較。
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TCSSなどのブレードでは先端に反射ディスクをセットし、内部への光量拡散を図っている。が、ディスク自体は光を通さない鏡みたいなものなので、先端からは光を放たない。
TCSSで先端部品を買うとディスクが接着されて送られてくるので、カッターで接着面を切り剥がして、代わりに帯電防止フィルムを二、三枚重ねて接着剤で貼ってやるといい感じになる。接着は当然透明のシリコン系強力接着剤。衝撃にも強いのでうってつけだ。

2010年10月30日土曜日

エレクトリックライトセーバー

レッドマーキュリーからアナキンとベイダーのエレクトリックライトセーバーが届いた。
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"include lightsaber battle DVD"とあるが、こんな感じのハーフサイズDVDが添付されている。
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CGアニメ、クローン・ウォーズと映画本編から下記のようなバトルが収録されていた。
  • ドゥークー vs アナキン(CW)
  • ヨーダ vs ドロイド軍(CW)
  • オビワン vs ダースモール(TPM)
  • アソーカ vs アサージ(CW)
  • オビワン vs グリーバス(ROTS)
  • メイス vs シディアス(ROTS)
  • ルーク vs ベイダー(ROTJ)
など。映画そのままというわけでなく、音楽は別のものに差し替えられている。ベイダーもアナキンも内容は同じ。

箱から出してブレードを伸ばすとこのような長さ。
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FXオビワンTPMと比較。
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さすがに作りはちゃちい。素材は全部プラとか樹脂。電源を入れて音を出してみる。まずはアナキン。


続いてベイダー。


割といい音がしている。さすがにFXセーバーより劣るが、FAセーバーよりずっといい。このままで遊んでもいいのだけど、MHSに組み込みたいためバラす事にする。もう一本、別の店からオビワンモデルが届くため、青二本が残るよりは青赤残したほうがいいだろうと、アナキンを分解。
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ハズブロのオモチャらしく、エミッター(鍔元)とポンメル(柄頭)が接着されているため、ネジを外しただけでは分解できない。ノコでガリガリと切り離した。スイングセンサーがポンメル部分に、基板と衝撃センサーがエミッター部分にセットされている。

基板を外してみた。
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LEDをハメ込んだ部品が基板に差し込まれて裏側でハンダ付けされていた。このままでは使えないのでハンダ吸いとり線でハンダを除去して外し、以前作成した回路図に従って配線を行う。ハンダ付けたりコネクタ作ったりと色々行って出来た回路が下記写真と動画。
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あとはMHSに組み込むだけ。ちなみに使った部品は以下のとおり。
  • LED LuxeonRebel 緑
  • LEDドライバ BuckPuck 700mA
  • トランジスタ MJE2955T(Vceo=60V, Ic=10A, hFE=100, Pc=75W)
  • TCSSプレミアムスピーカー&バッテリーケース

2010年10月29日金曜日

Saber-SD続き

回路図に従ってLEDをつないでみると、スイッチを入れる前からLEDが点きっぱなしの状態になる。どうやら専用LEDドライバとの組み合わせが前提だから、5Vout端子は電力を供給し続けるらしい。
一応、設定でラッチングスイッチも使えるようになっている(添付のマニュアルを良く読むと、スタンドアローンで使うのならラッチング使えと書いてあった…)ので、下記のような回路図を考えてみた。
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試しに組んでみたのだが、LEDは光るもののサウンドが出ない。なんか設定を間違えてるのかも。もうちょっと研究してみよう。

仮に上の回路図が期待通りに動くとしても、スイッチOFF時点で終了音が鳴り始めるが、その時にはLEDは消灯されてしまう。LEDが消灯してから音が鳴り始めるという変なことに成る。ゆっくり消すためにはコンデンサを入れるしか無いが、知識がないのでまた勉強。コンデンサーから放電する際、逆流阻止のためにダイオードも入れるべきだとどこかで聞いた記憶がある。
TCSSからカードが出てればこんな苦労しなくていいんだけどなー。

2010年10月28日木曜日

HyperDyne SaberSDが届く

10月8日にオーダーしていたセーバー用サウンドカード、HyperDyne LabsのSaberSDが届いた。20日かかったわけだ。なぜだかわからんが、USPSのトラッキングが機能しておらず、18日の発送通知からずっとステータスが変化してなくてずっとヤキモキしていた。こんな箱で届く。
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中身はこんな感じ。
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A4の紙一枚とサウンド、ドキュメント、ツールの入ったCD、静電防除フィルムに入ったカード本体、あわせて注文した配線用コネクタ、MiniSDカード、サウンドカード用ヒートシュリンクが入っていた。

まず、CDに入っている音源をすべてPCにコピー。映画から採取したと思われるサウンドなのだが、著作権的に大丈夫なんだろうか。
インストラクションに従ってテンプレート作成ツールをインストールして起動し、ハム音、起動、収縮音、スイング音などを指示に従って選んでいく。チョイスの後、書き込み先フォルダを指定すると、コンフィグファイルと共に必要な音声ファイルを指定フォルダに書き出してくれる。多少コンフィグをいじってから、全てMiniSDカードに書き込んで、ボードにセット。適当に配線して起動してみた。

音が割れてるのは携帯のマイクのせい。実際には非常にクリアな音がでている。音量はボード裏の小さなダイヤルで選べるらしい。このカードには妙な機能が付いていて、デフォルトだとカードの上下の向きに応じてハム音のピッチが上下する。とりあえずコンフィグをいじると気にならない程度には抑えられるが、完全にはOffに出来ないようだ。

ボードの端子は下記の通り。
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多分だけど、+5V OUTをLEDの+へ繋ぎ、LEDの-をGNDにつなぐとLEDを光らせることができるのだろう。週末にテストしてみよう。画像では7-14Vで動作するように書かれているが、いまのところ6Vで動作している。LEDつなぐとどうなるかわからんけれど。6Vで動作してくれないとちょっと困る。
ボードは電池につないでいる間、電力を食い続ける。使用時以外はバッテリケースを外しておこう。本当はキルスイッチ付けるといいらしいんだが。

今のところ、下記のような回路で行こうと考えている。
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2010年10月27日水曜日

磨いてみる

MHSのパーツは航空機用アルミ部材から削り出しで作られている。UltraSabersの説明書きによればCNC旋盤を使っているらしい。塗装をしなくてもいい色をしているのだけど、旋盤加工の際に付いた加工痕が残っていて、軽く爪を立てて擦ってみると、段差を感じる。そのせいか、FXセーバーと比較してみると輝きに劣る。
塗装するしかないのかなと思っていたが、ウェブで調べてみるとピカピカに磨き上げることができるらしいのでやってみた。

用意するもの
  • 水研ぎサンドペーパー400番、800番、1000番、2000番
  • 液体研磨剤「ピカール金属磨き」
  • ウエス(使い古しの下着などで構わない)
  • ティッシュ
まずは400番程度のペーパーで目地にクロスする方向で軽く磨く。つどつど削りカスを拭きながら、徐々に目の細かいものにかえていき、2000番まで磨く。力を入れないこと。磨くと言ってもパーツを削っているワケで、やり過ぎるとエッジが緩くなってしまう。
2000番まで磨くと手触りはつるつるになるけれど、見かけは傷だらけになる。ここでピカールの出番。ドロリとした白い液体をウエスに適量つけて磨き始める。白い液体があっという間に真っ黒になる。別のウエスでふき取ると嘘みたいにピカピカになる。
撮影してみたが、携帯のカメラでは差がよくわからない。上が磨く前、下が磨いたあと。
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磨き方がぞんざいなのかもしれないが、肉眼で見るとぜんぜん違う。以前は映らなかった自分の顔が映るのである。

下はピカールくん。
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180gで300円程度。こんないいものがあるなんて。MHSパーツで磨けそうなものは全部磨いてやろっと。SW旧3部作ではクドいまでの汚しが一つの味で、ルークのEP6セーバーなんかボロボロだったけれど、ジェダイ全盛時代の新3部作ではいずれもピカピカなんである。個人の所有物としてはピカピカの方が好きだ。
研磨されたアルミは表面が酸化してすぐに曇ってしまうらしい。手で触りまくることもあるから、気休めに自動車用のフクピカで拭いておくことにした。

2010年10月25日月曜日

ドリル&タッピング

昼ごろゴソゴソと起きだして、飯を食ってからMHS-2用のブレードホルダのリテンションスクリューホール作成にとりかかる。横文字で書くとカッコいいが、単なるネジ穴作成である。
ボール盤があると垂直穴あけなんかは楽ちんなんだけれど、持ってないから手作業。最初から精度は諦めている。作業場となる床に新聞紙を広げ、ヒルトの置き台として分厚い本をあてがい、ドリル前にドライバーの錐をトンカチで叩いて基準となる窪みを作る。この手の作業に何回か使ったせいで、錐先がちびてきている。
位置決めが終わったら左足でヒルトを抑えつけて、可能な限り真上からドリル開始。ドリルも使い方が悪い(ネジみたいな硬度の高い金属を削ったりしたから)のか切れ味が落ちたような感じでなかなか掘れない。2分ほど押し当てて穴あけ完了。

続いてタッピング。ドリルが少しぶれたのか、最初のうちはスムーズにネジ山が切れず、空回りしているような印象。焦らずしつこく回していくうちに、だんだんと抵抗を感じ始める。溝が切れ始めたと思い、ちょっと回しては戻し、つどつど取り出して削りかすを取り除いて油を差して、また回しては戻し、としていると雌ねじが切れた。
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試しに購入してきたM4のキャップボルトを填めるとスムーズに回ってくれる。金色はセメダイン社のラピーという装飾用テープ。
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ネジを填め込んでみて穴の角度を観ると、やはり垂直とはいかなかったようで、ほんの僅かブレード方向にずれている。ブレード中心にも向かっていない。
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それでもブレードのホールドはできるし、気にならない程度の歪みだからよしとしよう。TCSSのネジ穴あけサービスを使うと綺麗に作ってくれるんだけど、ネジの規格が北米向けになってしまうので、日本のネジが使えないのが困り物。ユニファイねじとか探せばあるんだけど、面倒。北米もヤードポンド法使ってないでSIに準じてくれんものか。

ごちゃごちゃ装飾を加えるのは嫌いなのだが、ネジを填めるとガジェット感が増す。スイッチもセットして仮組みしてみる。いい感じだ。
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SFに登場する武器なので、セーバーもツルンとしているよりは、何らかのネジとか配線とかスイッチとかが付け加えられていたほうがいいのかも知れない。

それらを装着するためにはメインボディに穴をあけなければならないが手作業では正確な穴あけに限界があり、ボール盤的なものを導入する必要がある。高いのはヤダから、4000円程度で買える電動ドリルスタンドでも購入しようかと思ってる。
追記:メーカーに問い合わせてみたら、手持ちの電動ドリルは装着不可能とのことだった。電ドリ買い足すのもアホらしいから別のものを探してみよう。

2010年10月22日金曜日

トランジスタの本

結局、なぜPNPトランジスタを使うのかについてはよく判らなかったのだが、一応、いくつかの本を読んで、トランジスタについてはホンの少し解った。

まずはこの本を読んだ。
これが看板に偽りありで、やさしかったのは最初だけ。なぜトランジスタが必要なのかについてはなんにも書かれておらず、単なる知識のひけらかしに終始している。何の説明もなしに専門用語が出てくるなど、初心者に対する配慮がほぼ無い。

次に読んだのがこれ
図解 つくる電子回路 (ブルーバックス)
これは非常に解りやすい本だった。トランジスタについてはほんの少し触れられている程度だが、タイトル通り、電子工作について基本的なことが書かれており、大いに参考になった。

最後がこれ。
これは本当に分かりやすかった。世界一簡単という題の通りでトランジスターのことがよく解った。この本にこそ、「トコトンやさしい」と名づけてあげたいぐらいである。真空管がトランジスターに置き換わった理由がよくわかった。

結局、セーバーづくりに使う際にはスイッチング機能しか必要とせず、リレーでは反応しない低電圧・小電流でも機能し、サイズも小さく、配線も簡単なところからトランジスタを使ってるのだろうと推測。でもNPN型でない理由がいまいちわからない。動かない理由でもあるんだろうか?

LED部品

MHS2ndに使うLEDなどのパーツ写真。
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上段左から、Guardedスタイルモーメンタリスイッチ、LED用ヒートシンク兼設置台、下段左から、8.7度レンズ、レンズホルダー、LuxeonRebel緑、LuxeonRebel用アジャスタ、固定ネジ。マス目の大きさは1cm四方。

Guardedスタイルスイッチはスタンダードスタイルのものより内側に入る部分が長く、設置が少しやりにくい。DominixもGuardedスタイルのスイッチだったが、操作中に間違ってスイッチをOn/Offしにくいのは魅力である。将来的にはAVスタイルのスイッチとか使ってみたいんだけども。持ちやすさと頑丈さを損なわない範囲でメカニカル感をだしていけるといいなぁ、などと思ってる。

Luxeonは高輝度LEDのブランド名で米国Phillips Lumileds Lighting Companyが生産している。LuxeonRebelの消費電力は約3W。直視すると目を痛めるぐらい輝度が高く、高熱を発するためヒートシンクが必須であり、MHSでは台座兼ヒートシンクとして銅製の物が用意されている。ライトセーバー自作・改造に用いられるLEDとしては標準となっているようだ。LEDを複数集積した、もっと高輝度なものもあるが、10~12Vと必要な電圧が高くなるため、素人に毛の生えた俺ごときは手を出さないのが身のためだ。

LuxeonRebelをMHSで使うときはアジャスタをかまさないと、ブレードホルダでうまく押さえつけられない。セットするとこんな感じ。
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この位置でセットしないとレンズホルダが正しくセット出来ない。うかつにハンダ付けするとやり直すハメになる。LuxeonRebelは700mAで動作させるのだが、1000mAでオーバードライブもできるらしい。やってみたいがLEDを痛めるかもしれないから二の足を踏んでしまう。ブレードを通したLEDの輝きはとても美しく、早く点灯してみたいのだけれども、ぐっと堪える。一枚500円だが送料が別途掛かり、安いもんでもないからね。

2010年10月21日木曜日

回路図

MHSに組み込む予定のエレクトリック・ライトセーバー基板を中心とした回路図を書いてみた。

コネクタ有り
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コネクタなし
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使ったエディタは水魚堂さんの回路図エディタ。使いにくいところもあるけどよく出来たエディタだと思う。
電気回路を学ぶために見た、始める電子回路のページで紹介されていた。

本当はもっと綺麗に書くべきなんだろうけど、実装のイメージに近いほうがいいんじゃないかと。
回路図の中で抵抗使わずにBuckPuck使ってるのは700mA用を発注したから。いろんなLEDを付けられたらいいなと。メインボディとかポンメルとかはもう買う気ないが、LEDなどの内部部品は色々変えてみたい。TCSSからサウンドカードが出れば絶対に買うし、いずれサブLEDとかにも挑戦してみたい。

2010年10月20日水曜日

MHSの2本目が届く

注文してからおよそ2週間で部材一式が届いた。デザインはこんな感じ。
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見ての通りEP6ルークをイメージしたデザイン。メインボディは通常のものを使うと長すぎる(7インチ)ので、1インチ短い6インチの両雌コネクターにスイッチホールを開けてもらったモノを使っている。スイッチと電池ケースを収めると配線と基板を入れるスペースが窮屈かと心配したがそれほどでもなく、ブレードホルダーとメインボディをつなぐエクステンション内部にもスペースがあるので安心した。

ブレードの固定用イモネジのネジ穴は自分で空けてタップする。少しでもコストを下げるためだ。失敗が怖いがやるしかない。
LEDはLuxeonRebelの緑。BuckPuckが売り切れていた為、抵抗を入れるつもり。

今回は最初から音声基板を使うつもりなので、それが届くまではまだ配線とかしない。それとコネクターを多用する予定。TCSSからもコネクターが購入できるがしょっちゅう品切れ。これがないと非常に不便。在庫復活を待つよりも自分で作ったほうが早いのでパーツ屋で部品を買ってある。ワンセット50円もしない。

そのコネクターを使い、オビワンTPMの時に予備として購入してそのままになっていたSeoulP4の青を今回追加購入したヒートシンクにセットして、既存のMHSに組み込んで点灯してみた。LEDの定格に合う1000mA用BuckPuckを使っていたのですんなり点灯。色合いはオビワンTPMに組み込んだLuxeonRebelの青よりも暗い。オビTPMはLuxeonRebel使って正解だった。LEDドライバもいくつか用意してコネクターで接続したほうが取り回しが効きやすくていいかも知んない。MHSと違ってFXのコンバージョンではヒートシンクに接着してしまうのでLuxeonRebelの青は取り回せないのが残念だ。

ブレードはポリカチューブと先端だけ買って、中のディフューザーはこの間と同じく自分でOPPシートを入れる。CorbinStyleでフィルム巻きをQuadに指定して注文すると35ドルだが、無垢を買うと11ドルで済む。というか無垢で指定しないとこの間買ったOPPフィルムが無駄になる。
Guardedスタイルのスイッチを選択したのだが、実物を見てみるとどうやって設置したものかちょっと迷う。スイッチを外側からセットするため、スタンダードスタイルのスイッチのように配線を最初から完成させておくことができない。スイッチの配線をコネクタ式にしてバッテリーや基板から随時切り離せるようにするしかないと思う。ヒルトを通した形で両側にスイッチとコネクタがくっつく形になるため、配線を切断しない限りスイッチはヒルトから取り外せなくなる。若干不便だがやむを得ない。
実物を見て初めてわかったが、スタンダードスタイルよりもGuardedスタイルのほうがメインボディのスイッチ用穴のサイズが大きい。TCSSの紹介画像では両者ともに同じ写真を使っているので何が違うのかさっぱりわからなかった。

音声基板もHyperdyneのSaber-SDを使うか、それよりも簡易なエレクトリックセーバーのものを使うかまだ決めかねている。Saber-SDの方はLEDとの接続をどうすればいいのかよくわからないからだ。到着までまだ間があるので情報を集めてるのだけど、まだ見つからない。TCSSのフォーラムで質問するには英語力が足りないのよね…。

2010年10月19日火曜日

Hyperdyne Saber-SD

メールボックスにアメリカ郵政公社からのメールが届く。Hyperdyne Labからの出荷予定報告だ。1週間ほど前にSaber-SDサウンドカードを注文していたのだけど、サウンドカードで音も良いという評判しか見ないで注文したもんだからちょっと困っている。良く調べてみるとHyperdyne社のHyperbladeLEDドライバと連携して動く仕組みになってて、LuxeonLEDを光らせるのが難しいかも知れないのだ。
今出荷予定ということは大体翌週には届くことだろう。セーバー用サウンドカードとしては下記のようなグレードに成るらしい(価格は配送料抜き。北米からの配送料は物によるがだいたい2000円以上)。
  1. Plecter LabsのCrystal Focus Saber Core 非常に多機能でSDカードで音色を入れ替えられるらしい。定価は184ドルだが、すぐに売り切れてしまい、400ドル~の高値で取引されている。
  2. HyperDyne Lab のSaber-SD これも多機能でSDカードで音色を自由に入れ替えられるが、他のと違ってLEDドライバを別途導入する必要があるほか、音色のピッチがセーバーの上下の向きに合わせて変動するという要らない機能が付いてるらしい。149ドル。
  3. makotosai氏のSuper-ONE 台湾在住のセーバー職人であるmakotosai氏作成のカード。幾つかグレードがあって、上位機種では音色をシス、ジェダイの他、ガンダムのビームサーベルから選べる。120ドルだが氏の口座に海外送金しないといけないので2000円ほど手数料がかかる。
  4. UltraSabersのUltraSound LEDドライバも兼ねているけれど、音色は固定されている。119ドルだが製造中止の為、入手困難。eBayでたまに出品されている。
  5. ForceFX基板 ForceFXセーバーの基板。ジャンクで購入してボードを流用。ちょっともったいない。ヤフオクの相場はジャンクなら3000~6000円。中古完品なら6000~1万円。EL管のセーバー基板は使用電圧が電池6個で9Vと高いのでLED版のセーバー基板を使用したほうがいいらしい。
  6. エレクトリックライトセーバー基板 ForceFX基板に迫る出来で安価。LEDドライバ機能はないので自分で抵抗とか入れる。Luxeon使う場合はリレーやトランジスタが要る。オンオフ、衝撃時に点滅。3000円程度。
  7. ForceAction基板 安価だが貧弱な内容。普通につなぐとオンオフ、衝撃時に点滅する。3000円弱。
  8. 自分の口 無料かつ無限の音色。でも寂しい。
貧弱でも音がないとやっぱり寂しい。Dominixもそれで触らなくなっちゃったし。改造して基板突っ込んでやろうかな。
TCSSがサウンドカードを新たに作ってるらしいのだがいつになったらリリースされるんだろうか。

2010年10月17日日曜日

トランジスタ購入

電気回路やトランジスタの本を色々読んだがやっぱりよく判らない。トランジスタの本には、ちゃんと選ぼうとするのは難しいと書いてあった。電気回路についての正しい知識を身につけないと無理なのだろう。そう思って書店で電気回路入門本を漁ってみたが、いずれも苦手な算数が入ってるので取っ付きにくい。
試してみてダメならいいやと、トランジスタのパラメーターの最大定格にのみ着目し、コレクタ電流(Ic)が6A、エミッタ・ベース間電圧(VBEO)が6V程度のものをパーツ屋さんで探した。電池容量が6Vなのでそれ以上流れないだろうとの判断である。増幅目的ではないので、hFEとかは無視。
それで日立製2SB857とUTC製MJE2955TLをひとつずつ買った。一つ80円程度だった。まだエレクトリック・ライトセーバーは届いてないので実験できないが。

2010年10月11日月曜日

トランジスタに悩む

月末に入手予定のエレクトリックライトセーバー。バラして音声基板をMHSに組み込むつもりなのだが、TCSSのフォーラムで見つけた回路図では下記のように、トランジスタを組み込んでいる。
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スイッチングに使っているだけに思われるので、某所で聞いてみたところ、リレーでも問題ないだろうとのことだった。しかし、なぜリレーでなくてトランジスタなのかTCSSのスレッドを読んでもよく判らなかったため、若干不安が。

例示のとおりトランジスタを使いたいところだが、例に挙げられているTIP42Gトランジスタは100円程度と安価なものの、米国でしか流通しておらず、輸入すると配送料だけで2000円かかる。スペックシートから同等品を国内で探そうとしたが、そもそも電気回路の知識がないので、何処を抑えるべきなのかさっぱりわからない。こんなことなら小6の時に買った電子ブロックで真面目に勉強しておくべきだったと後悔。
あらためてトランジスタや電気回路のことを学ぶために「トコトンやさしいトランジスタ」と言う本を買ってみたが、コレが酷い。看板に偽りありという奴で、全然やさしくない。インターネットのことを説明するのにARPANETから話を始めるような本で、簡単にいうと知識をひけらかしたがる説明下手が書いた本。

しょうがないから他に基礎的な本を購入することにしたが、あとで気づいたら、それら本代だけで配送料の2000円を超えていた。こんなことならTIP42Gを輸入しときゃ良かった。
まぁ、知識は重荷にならないであろうし、電気回路を詳しく知れば、セーバーづくりにも活かせるであろうから良しとしよう。

2010年10月7日木曜日

オビTPM修理完了

バッテリーケースを押し込むと電源端子が奥にずれてしまい、電気が流れなくなるため、端子部品付近にエポキシパテを盛って支えとした。例によってシリコン系接着剤で接着後、ベルクロストラップできつく巻いて圧迫し、24時間放置した後、動作確認をしたところ、問題なく動作。
基板格納部を開く際、スイッチの配線がよく切れてしまい、都度ハンダ付けを要求される。元々細い線な上、絶縁のためかハンダ接合部に樹脂が盛ってあるため、ハンダのノリが悪い。Mottai-Nai精神に薄いアメ公が作ってるだけに分解修理のことはあんまり考えられていないのかも知れない。ま、製造の際にヒートシュリンク使って絶縁してたら大変だものな。樹脂盛るほうが遥かに簡単だし。

2010年10月5日火曜日

オビワンTPM修理

いつものようにオビワンTPMを手にとって電源スイッチをONにしたが発光も発音もしない。ギョッとなって確認してみたら、電池ケースとの接点部分が奥に引っ込んでしまっている。
やれやれと分解して基板格納部の接着を引き剥がして、開けてみた。特に壊れている様子はなく、単に接着が緩くなって接点部が押し込まれる形になってしまった様子。接着剤での固定では限界があるようだ。電源部が押し込まれないようにエポキシパテを盛ってみる。うまく行くといいんだが。

2010年10月4日月曜日

エレクトリック・ライトセーバー

海外ではすでに発売されている、フォースアクションライトセーバーの後継機種。動画などを見るとFAセーバーに比べて格段に音が良くなっている。

スイング音や衝撃音が複数あるような感じ。ハム音の鳴り具合も起伏があって良い。また、使用電池を単4に換えたのか、ボディもすっきりしてFXセーバー並の直径。音声基板が欲しいのだが輸入すると5000円以上するし、オークション見ても酷いのだと7000円ぐらいの値が付いている。
10月末には国内販売が開始され、送料込みで3000円程度になるので2本予約してみた。色々ネット通販を調べてみたが、予約が完了しているところが多かった。人気商品らしい。
2本のうち一本は新規作成予定のMHSに回すつもり。もう一個はこの前組み込んだFA基板と交換する。振動音がしないのはやっぱ寂しいし(かと言って鳴らすとウザいし)、単音しかならず、衝撃音を鳴らす都度ハム音が消えるのも困り物。起動収縮音はいい感じなんだけどな。
スター・ウォーズ SW ダース・ベイダー エレクトリック ライトセーバー
  • 出版社/メーカー: タカラトミー
  • 発売日: 2010/10/30
  • メディア: おもちゃ&ホビー
スター・ウォーズ SW オビ=ワン・ケノービ エレクトリック ライトセーバー
  • 出版社/メーカー: タカラトミー
  • 発売日: 2010/10/30
  • メディア: おもちゃ&ホビー
俺が予約したのはベイダーとアナキンだけど。どこでもアナキンは予約が終わっちゃったみたい。
ちなみにMHSへ組み込む際の回路図はココ。TCSSフォーラムにサインアップして無いと回路図見えないけど。

2010年10月2日土曜日

現有ヒルト

オビワンTPMのブレードがリムーバブルとなったので、ヒルトだけ集めて記念写真。
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7月中旬にNHK-BSHiでスターウォーズ全6作をハイヴィジョン解像度で上映してくれたもんだから、スターウォーズ熱が再燃してしまい、ゲームのForce Unleashedを購入し、それに飽きたらず8月頭にオビワンTPMを購入してしまったのが運のつき。映画よりも暗いじゃん!と残念に感じてネットの情報を漁るうちにコンバージョン道を知ったのだった。
内部構造まで再現したモデルを作っちゃうとか、斯界にはものすごいマイスターがたくさんいるわけだがそこまでやる気はない。つーかできない。俺はただ、持ちやすく、十分に明るくて、状況に応じた音がしっかりと出て、ガシガシと打ち合えるものが欲しいだけ。あともう一本、ルークもどきのMHSを作れて、それにちゃんとした制御基板組み込めたらもう終わり。
SW劇中で輝く光刃を振り回してる姿が好きなのであって、セーバーそのものの造形にはあまり興味がない。制御BOXなどの出っ張りが付いてる武器は使いにくそうだと思うだけ。

MHSにFA基板組込

などと符丁まがいの記事タイトル。Moduler Hilt Systemのセーバーヒルトにフォースアクションライトセーバー基板を取り付けた。
作業に掛かる前にテスターでLEDにかかる電圧を測ってみると、使用した電池の電圧をがほぼそのまま流れてる感じ。電池を4本使ってみると5V強流れていた。それにLuxeonをそのままつなぐと過剰電圧で吹っ飛ばしてしまう。かと言って電池3本の4.5Vではスピーカーに1V程取られてフルパワーでLEDを発光させられない。

よくわからないのだけど、TCSSのフォーラムに掲載されていた回路図を参考に、リレーを組み込んでハンダ付けしてみたのが下の写真。
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リレーは日本橋のシリコンハウス共立で手に入れた5V対応のもの。+-に基板から出ているLED用配線を繋ぎ、接点部分にバッテリーからの+とLEDドライバ(BuckPuck)の+を繋ぎ、LEDドライバの-をバッテリーに繋いだ。ボードへの電力供給のため、バッテリーの電線は基板行きとリレー・LED行きに分岐している。スイング音が気に入らないため、スイング音用のセンサーは外している。電源スイッチはモーメンタリ・スイッチを必要とするのだが、こんなこともあろうかとモーメンタリ動作も可能なオルタネイトスイッチを購入していたので問題なし。

元々の回路は6Vでも動作していたので、単純に基板からLEDに向かう線をLEDドライバで中継してもいいのではと思ったのだが、まぁ先達の言うことには従っておくのが無難というもの。実際、なんでリレー使ってるのかよくわからないのだ。

下の動画はMHSの中に組み入れて動作させたもの。

回路だけの時に動作させるとリレー内部の接点がカチカチ鳴っててうるさかったけれど、ヒルトに組み込むと音がいい感じに篭って聞こえなくなった。スピーカーはプラ板を間に挟む形でバッテリーケースに接着してある。基板も絶縁が必要なのでプリントパターン部に両面テープでプラ板を貼り付けた。
ヒルト内部に押し込んでみて、余計な部品を入れるとヒルト内部の空間にはあまり余裕が無いのだなと、改めてわかった。先達の構築例で電池の空間を削るために高電圧電池を使用するのも当然な話だ。

例によってかかった費用だが、レシート無くしちゃったので定かでない。確かリレーが200円、スピーカーが100円ぐらいだったと思う。FAセーバーが送料込みで3000円程度。もっとちゃんとした音が出てLEDドライバの役目も果たす高機能ボードであるCrystalFocusやUltraSound基板だと1万円以上するから安いといえば安い。なにより、自分でハンダ付けした回路は作業過程の記憶がある分、とてもいとおしい。しばらくはこればっかり振り回して遊んでるかもしれない。